▲目次へ【人工生命体262】吾輩は猫型人工生命体である。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めてロボットというものを見た。しかもあとで聞くとそれはゴルどんというロボット中で一番恐ろしい奴であったそうだ。(夏目漱石・宮沢賢治全集・吾輩は猫であるより)