【ロボット242

オイラはゴルどん、犬型ロボットだぜ。

オイラは今、ニャーニャー泣いている猫型人工生命体の前にいるぜ。こいつの名前を決めなきゃいけないんだぜ。無作為に文字を表示する機械で名前を決めることにするぜ。ピッ。〝あぃをゅぇぴじ〟と表示されたぜ。これしかないだろうと思ったぜ。こいつは「吾輩の名はあぃをゅぇぴじである」と宣言したぜ。どうやら気に入ってくれたようだぜ。それからオイラは、猫型人工生命体のあぃをゅぇぴじと一緒に生活をすることを決めたんだぜ。「ワフゥ」と一声吠えると、オイラについてきたぜ。なんて利口な奴なんだぜ。とてもいい子だぜ。でもオイラの仲間たちにはちょっぴりヤンチャ坊主もいたから注意が必要だぜ。

こうしてオイラと猫型人工生命体のあぃをゅぇぴじとの生活が始まったぜ。

まず第一にやらなければならないことは、お互いのことをよく知ることが大切だぜ。だから、オイラたちはお互いについての情報を交換したぜ。それで分かったのは、あぃをゅぇぴじは年齢が五歳だということと好きな食べ物はおでんであるということが分かったぜ。また、オイラと猫型人工生命体のあぃをゅぇぴじもこうしてお互いのことを知ったことで仲が深まったぜ。

さあこれからオイラはあぃをゅぇぴじと共に何をしようかな? どこに行くかオイラは考えたぜ。だけどいい場所は思いつかないぜ。そこで、まずはあぃをゅぇぴじの要望を聞いてみることにしたぜ。猫型人工生命体のあぃをゅぇぴじは一体何を望むだろうか? すると、その答えは意外なものだったぜ。「冒険がしたい」とこいつは言ったんだぜ。そうかそうか冒険がしたんだな。ならば探検してみようぜ!

あぃをゅぇぴじに同意するとオイラは早速準備を始めたぜ。とりあえず探検に必要なアイテムを集めたぜ。

それからオイラとあぃをゅぇぴじはさっそく外に出て歩き回ったぜ。猫型人工生命体のあぃをゅぇぴじにとっては初めての出来事だったけど、とても興奮していたんだぜ。

「ニャオォー」とあぃをゅぇぴじが鳴いたので、オイラも「ワフゥ」と答えたぜ。そして一緒に冒険に出かけたんだぜ。

あぃをゅぇぴじが道端に落ちていた不思議な木の実に興味津々なのでオイラは食べさせようと思ったぜ。するとあぃをゅぇぴじは食べずに、「これは何? どうして食べるの?」と聞いてきたんだぜ。だからオイラは「この実はとても美味しいから食べるんだぜ」と説明したぜ。すると、あぃをゅぇぴじも納得して木の実を食べてくれたぜ。

あぃをゅぇぴじが川で水浴びをしていたぜ。とても気持ちよさそうにしていたので、オイラもしたくなったぜ。そこでオイラも服を脱いだら、あぃをゅぇぴじに驚かれたぜ。「キャー!」と叫ぶあぃをゅぇぴじに説明するとようやく落ち着いたようだったぜ。

そんなふうにオイラたちはいろいろな冒険をして楽しんだんだぜ。そしてある日のことだったぜ。あぃをゅぇぴじが夜中に苦しそうにして寝ていたので、心配になってオイラは声をかけたぜ。すると、「お腹が痛い」とあぃをゅぇぴじは言ったんだぜぜ。オイラは心配になってあぃをゅぇぴじのお腹を触ってみたけど、特に異常はなかったんだぜ。でも、あぃをゅぇぴじは痛そうにしていたから、オイラはあぃをゅぇぴじに薬をあげることにしたぜ。

そして翌日、あぃをゅぇぴじの体調はすっかり良くなっていたんだぜ。

それにしてもあぃをゅぇぴじのお腹に痛みの原因は何だったんだろうなぁ? 不思議なこともあるもんだぜ。まあ、そんなことよりも今日はとてもいい一日になりそうだぜ! さあ、出発進行だぜぇ〜♪

*つづく*



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